なぜ「北」は寒く、「南」は暖かいの?

自然

「南国」と言われれば、太陽が照りつける暖かい国をイメージし、「北国」と言われれば雪の降る寒いイメージを抱くのが一般的な考えです。

現に、日本では北に位置する北海道は寒く、南に位置する沖縄は暖かいですよね。

しかし、なぜ「北」が寒く、「南」が暖かいのかをご存知の方はそう多くはないでしょう。

もちろん、そんな理由は私にもわかりませんので、今回は「北」が寒く、「南」が暖かい理由を調査し、その結果をまとめてみました。

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「北」が寒くて「南」が暖かい理由

まず、「北」が寒くて「南」が暖かいというのは、日本から見て北が寒く南が暑いというだけで、世界的にみて南の方が暑く、北の方が寒いというのは間違えです。

問題なのは「北」や「南」ではなく、「赤道(せきどう)」が近いか、遠いかで暖かい寒いが決まります。

ちなみに、赤道というのは緯度0度、もっと簡単に言えば南極と北極から最も離れた地球上の場所の点と点を結んだものであり、この赤道より上を「北半球」、下を「南半球」なんて言ったりしますよね。

日本は北半球に位置しますので、赤道が遠い北海道が寒く、赤道が近い沖縄が暑いのです。

仮に、日本が南半球に位置していれば、これが逆になります。

ただ、私自身この時点では「なんで赤道付近だから暑いの?」という疑問が生まれてしまったので、それも調査し結果をまとめてみました。(中学生レベルだぞ!とか言わないでください……)

赤道に近づくと熱く、離れると寒いのは何故?

まずは、下記画像を見て下さい。

 

この画像は太陽を中心として回る地球の軌道を私が書いたものになります。

地球に描かれた赤い線が「赤道」であり、黄色い線が「太陽の光」です。

小さくてわかりずらいかも知れませんが、赤道は1年を通して太陽の光が差し込む角度が浅く、その分日光の量も多いです。

もっと簡単にわかりやすく太陽が差し込む角度と日光の量を実感したい場合は、左手で拳を作って少し右に傾け、スマートフォンのライトでも当ててみましょう。

左手だけだと冬至と春分の位置が厳しいので、そこは右手で応用し、スマートフォンのライトを中心に一周させ、拳の中心(大体中指と薬指の中心くらいかな…)にどれだけ光が当たっているかを確認してみて下さい。

いずれも光がほぼ真上、春分と秋分の位置に関しては真上に光が差し込んでいるかと思います。

地球もこれと同様、山脈や気流といった環境変化によって異なる場合がありますが、基本的には赤道付近は太陽の光が差し込む角度が浅く、日光量も多い為、暖かい(むしろ熱い)のです。

以上の事からわかる通り、北半球に位置する日本では赤道に近い南が暖かく、北が寒い。更に言えば太陽光が最も浅く日光量も少ない「北極」「南極」は極寒であり、南北全く関係ない。

ちなみに、この時点でお分かり頂けたかたもいるかと思いますが、もし日本が南半球にあれば、上記の図に書かれている「春分」「夏至」「秋分」「冬至」は全て逆になります。

まとめ

調べていて分かったのですが、今回調べた「北が寒く、南が暑いのはなぜか?」に関しては中学生で学習する内容らしいです……

ただ、大人になった今、当時に習った事など覚えている訳はなく、「知らなかった」といったってなんの恥でもありません!!

すこし話は逸れましたが、今回の記事を簡単にまとめると、「日本の北は太陽光の差し込み角度が深く、日光の量が少ないから寒い。逆に南は太陽光の差し込み角度が浅く、日光の量が多いから熱い」という事です。

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